![]() |
ホーム > 門徒推進員連絡協議会トップ > 門徒推進員連絡協議会基幹運動研修会
![]()
【期 日】 2007年(平成19)年2月18日(日)
【会 場】 出雲広域農業共済組合(℡08653-22-1478)
【講 師】 本願寺研修会講師
山陰教区連研専門委員 北島清秀師
神門組・乗光寺ご住職
【テーマ】 「親鸞聖人に聞く~750回大遠忌に向けて~ 」
大遠忌ご消息から②~親鸞聖人のご生涯に学ぶ
【日 程】
9:00 受付 13:00 パネル討論会
10:00 開会行事 ・パネリスト発表
10:30 講義(含む休憩) ・パネルディスカッション
12:00 昼食休憩 14:40 閉会行事
【参加者】 112名
![]()

さて、2月の第3日曜日は山陰教区門徒推進員連絡協議会の「基幹運動研修会」の日です。
昨年は、「親鸞聖人に聞く~750回大遠忌に向けて~」ということで、「大遠忌についてのご消息」の全般について学びました。
これを受けて、本年より大遠忌法要までの5年間を継続研修をしようということで、この『ご消息』を通して、連続研修をすることとなりました。組連研や中央教修を終えて門徒推進員となられた皆さんの、またまたの「連研」です。
それで、講師の選定には色々と論議を重ねた末、同一のご講師で、首尾一貫した内容が良いであろうということで、北島氏にこの5年間を通じての「連研講師」をお願いすることになりました。
その第2弾、「親鸞聖人のご生涯に学ぶ」というサブテーマでの研修となりました。
![]()

講義は、まず親鸞聖人のご命日について元号と西暦の確認から始まりまし た。弘長2年11月28日(旧暦)がご命日ですが、新暦(太陽暦)に改めると1263年1月16日になります。元号と西暦とが併記してある記載がよくあり ますが、ご命日を「弘長2年(1262年)11月28日」とすると誤解が生じます。旧暦の弘長2年11月28日が新暦の1263年1月16日となることを 最初に確認されました。
そして、「ご消息」の第2段落、
「親 鸞聖人は承安3年にご誕生になり、9歳で出家得度され、比叡山で学問と修行に励まれました。しかし、迷いを離れる道を見いだすことができず、29歳の時聖 徳太子の示現を得て、源空聖人に遇われ本願を信じ念仏する身となられました。35歳の時承元の法難により越後にご流罪となられますが、後にはご家族を伴っ て関東に移り、人びとと生活をともにし、自身教人信の道を歩まれました。晩年は京都で、ご本典の完成に努められるとともに、三帖和讃など多くの著述に力を 注がれ、90歳を一期として往生の素懐を遂げられました。」
をみんなで拝読した後、いよいよ聖人のご生涯におけるトピックス的な箇所を中心にして、講義は佳境に入ってゆきました。
大別すると、
(1)御絵伝と御伝鈔
(2)ご誕生
(3)お得度
(4)六角堂参籠と法然入門
(5)三部経、千部読誦
(6)善鸞さま義絶
(7)晩年の執筆活動
ということになります。
しかし、その中で注目すべきご提言がありました。
『残念ながら「明日ありと・・・」という歌は、歴史的な事実ではないと今は されております。けれども、それよりも、この歌に込められた親鸞聖人が得度をされていく、そして生涯お念仏を大切にされていったお心持ちというものを、こ の歌の中に読んでいかなければならないであろうと思うのです。教学伝道研究センター研究員の山田雅教先生は「単なる作り話と言ってしまえばおしまいです が、先人たちが何とかして聖人の実像に迫りたいと思ったその心情を味合わせていただきましょう」と言われております。これは、この歌に限ったことではなく て、御伝鈔の中、あるいは私たちがいただいていく親鸞聖人のご生涯の中には、伝承話が沢山含まれております。全て、お生まれになってからご往生されるまで の行動が歴史的事実に基づいて克明に記録をされていたということはありません。恐らく、歴史上の人物のほとんどの人がそうであると思います。ただ、私たち がその方をいただいていく時に、「こういう人であった」という、人々が伝えていく中身をいただいていくということが大切であろうと思いますし、まして、私 たちがいただいていくお念仏の、大切な宗祖でありますから、敬う気持ちで、仰ぐ気持ちで、それぞれの伝承というものをいただいていくというのが私たちの立 場であろうと思うのです。』
史実と伝承の関係は、その信憑性が問われると中々難しいものがありますが、不確かな伝承の中にも、伝承してきた人々の史実があるということでしょうか。
![]()

【テーマ】門徒推進員の自覚
【コーディネーター】上田正吉氏(温泉津組)
【パネリスト】
榊原和茂氏(出雲組)
持田俶子氏(出雲組)
上田克夫氏(神門組)
高橋良実氏(千須賀組)
![]()
以下、パネリストからの真摯なご提言をいただき、
また会場からも率直な意見の数々をいただいた。
(ページの都合により、会場からの意見及びご講師による「まとめ」は略す)
榊原和茂氏(出雲組)
私がつらつら思いますに、この昨今は中々宗教心が育たない時代になっ ていると思います。まず生活の割合ということがございましょうが、それはとりもなおさず、本当の苦しさ、絶望というようなことがなくなりまして、生活環境 が比較的恵まれてきたということがいえると思います。その点で宗教を信ずることは難しいということが一つと、もう一つの宗教離れの大きな原因というのは、 昔は神仏の信仰に努めて、何事もそれに頼ったのでございます。病気にしましても、どうしようもないから神社へお百度参りしたり、あるいはお寺の方へお参り をしたりということでございましたが、現代では全てのことが科学的に考えられるようになりまして、このことが宗教離れに拍車をかけているように思います。
ところが、よく言われるように、物の時代から心の時代へ転換しなければなら ないように、昨今は親殺し、子殺しとか、あるいは凶悪な事件が発生しておりますが、これ一重に神仏といいますか、そういう真宗の教えを中心にした思いを精 神の中心に据えていかなければと思うわけでございます。
持田俶子氏(出雲組)
今日はビハーラ活動を通して、私の今感じていることをみなさんにお話を聞いていただきたいと思っております。歳 をとるということは、配偶者、健康、社会的な役割の3つを失うことだと聞いたことがあります。私も70歳を超える高齢者になり、老病死の問題から逃げるこ とはできません。しかし、私がどうであろうと、最後がどうであろうと、失うことのないものがあるのではないかと思います。それが大事な命ではないでしょう か。
私にはまた忘れることのできない一冊の本があります。それは岡本かの子さんの本の中の一節です。「年々に、我が悲しみは深くして、いいよ華やぐ命なりけ り」という和歌であります。この世に生まれた以上、受け入れるしかない生老病死をただ嘆くのではなく、行く年とともに華やぎ、み教えの中にいよいよ生か し、明るく長く生きたいとの思いを強く持たせてもらいました。親鸞聖人のお示しになったみ教えを支えに、ビハーラ活動を通し、様々な社会運動にかかわりな がら、縁ある方々とともに学び続けていけたらと思っています。
上田克夫氏(神門組)
私 が今ここに生かされて生きているということには、まず両親があって、その両親もやはり両親がある。私から言えばお爺さんになる人。それから曾お爺さんがあ るでしょう。そういうことで、ドンドンドンドン遡ってまいりますと、10代遡ると1024人。それを27代遡りますと1億3400万人になるわけでありま す。例えば、一代を20年とすると540年ほど遡ります。そうすると1億3400万人。これは現在の日本の国民の数に匹敵するのです。
このことを簡単に言うと、みんな血の通った親戚になるわけです。今日お集まりの、隣にいらっしゃる人も全部、私の血の通った親戚になるわけです。そういう 方ですのに、差別をしなければならない。だから、ここのところを改めてみんなが考える必要があるのではないかなという思いがするのでございます。そういう 関係を私たちが、皆さん方の領解ができれば、これは最も信頼のおけるお友達であって、あの人はどこそこの親戚のお方だということになります。お互いが気持 ちよくかばいあったり、大事に思ったり。そういうことになると思うと、差別などをする暇はないのではないかと思います。
高橋良実氏(千須賀組)
私 は当年88歳になるところでございます。人生もいよいよ最後のところで、私が皆さんにお願いしたいことは神棚問題でございます。これはほとんどの方が日本 の国には神さんがあると思っておられる。そういう中で「神さんを拝んだらいかん」と言うと、しどろもどろになって、最後のとどの詰めは、「先祖からあるも のだから、そうしておきましょう」「私の代で捨てることはできない」と言っていらっしゃいます。
が、しかし、これは自分のものとして考えてゆかなければならないのではないだろうかと思うわけでございます。「一心一向というは、阿弥陀仏をおいては二仏 を並べざることなり」と、はっきり教えておられます。「あれもええ」「これもええ」ではございません。一心一向ということは、ただ一仏を尊敬するだけでご ざいます。それについて、こういう大きな問題を投げ出すと、ヤスクニ問題も兼ねておりますが、皆さん方の心中には、「いや、私の兄弟が靖国におる」とか 「私の親戚も靖国におるのだ」という方が多々あると思います。しかし、それはそれとして、宗教として皆さん方が拝んでおられますならば、どうか分かりませ んが、この神さんの問題をどう考えておられるか、皆さん方の心中を拝見したいと思います。
![]()

閉会のご挨拶は、例によって副会長の河野久氏(浜田組)。ちょっと感動的なご挨拶でしたので、その一端を。
『うちの孫のことをお話させていただいて、 今日の終わりとさせていただきます。私のには3人の孫娘がおります。その孫娘の一人が昨年大学に進学しまして、そして4月の2日に私の家を初めて巣立った のであります。その日の夕方お内仏にお参りしてみますと、「お爺ちゃんへ」という手紙が置かれていました。「お爺さんはずいぶん口うるさい人だった。さぞ さぞお婆さんが苦労をしたのだろうな」と。これが出だしであります。「本当に口うるさいお爺さんだったけれども、18年間、うるさいお爺さんと生活できた のが、今になって初めてよく分かりました。お内仏さんに掌を合わせることを教えてくれてありがとう。」と。それで、「どうしているかなあ」と思って、私は ひとりで車で走って訪ねてみました。部屋に入ってみると、六字名号を自分で書いて張っているのです。これには、私は頭が下がりました。よくもこういう孫に 育ってくれたのだと、本当に私は有り難かったです。』
![]()
この念仏者にして、この家族あり、この孫ありということでしょうか。
果たして我が家はいかがなものやら・・・。
ホーム 今年度行事予定 教務所からのお知らせ 燈映会
山陰の妙好人 妙好人カレンダー ブロックだより
リンク サイトマップ 更新履歴
浄土真宗本願寺派 山陰教区教務所
〒690-0002 島根県松江市大正町443-1 電話(0852)21-4747 FAX(0852)27-8351
このホームページ内容の無断転載を禁じます。

